先週土曜日、浦安国際キリスト教会での『サン・オブ・ゴッド』上映会が無事終了しました。
あいにく当日の午後は雨予想でしたが、いつもの何とかなるさ〜なお気楽精神で自転車で颯爽と向かい、到着してからはプロジェクターでの映像チェックのお手伝いをさせていただき、すると何やら牧師先生がパソコンから複数のモニターへササっと接続。
まぁ、音声拡張器!?
こんな秘密兵器が備わっている教会って!(笑)
もはや気分はドルビーサラウンド映画館です。
参加人数は計12名。
2時間18分の大作ながら、最初から最後まで魅せ続けてくれるこの映画のマジックに言うまでもなく再感動させられ、ローマ兵によるイエス様への鞭打ちからエンディングまではただただ涙でした。
そこで気になるのが皆さまの感想。
ハラハラドキドキな七星に届いた言葉は…
⦿聖書に書かれてある言葉とイエス様の台詞のシーンにズレがある
⦿死人ラザロの生き返らせ方が聖書と違う
⦿イエス様処刑前のピラト総督の重要な台詞がカットされている
⦿イエス様が息を引き取った時の神殿の垂れ幕の描き方が聖書と違う
⦿復活されたイエス様はいっぺんにではなく、個別に使徒に会われたと聖書に書かれている
要約すると以上のようなご意見ご感想でしたが、もちろん、いずれも感動したという前提で発言された内容です。
いやしかし、サスガは大先輩方です。
私以外は皆さま若い時からキリスト教へ帰依し、もしくはクリスチャンの家庭で育った方たちばかりですので、聖書を完読されていらっしゃるのですね。
しかも聖書が手元になくとも、あらゆるシーンが頭に叩き込んでおられる。。。
自分がアフォ丸出しのように思えました(汗)
そこで、一番引っ掛かった神殿の垂れ幕のことを調べてみましたところ…
神殿の幕が上から下まで真っ二つに裂けた。そして、地が揺れ動き、岩が裂けた。
— マタイ 27:51
At that moment the curtain of the temple was torn in two from top to bottom. The earth shook, the rocks split
— Matthew 27:51
なるほど。
映画に描かれているように地震と同時ではなく、先に幕が裂けたのですね。
そしてその神殿の垂れ幕は、大祭司しか入ることが許されなかった神聖この上なき場所と至聖所を隔てていたカーテンを意味し、が、遂に十字架によって切り裂かれ、「罪人であれ何であれ、この聖域に入っていらっしゃい」という主イエス・キリストの招き=新時代の幕開けがなされたと。
初めて知りました。
更なる感動です。
感動が止まりません。
何はさておき新約を完読させなくては!
しかしながら
「英語集会で学んでいた聖書の数々の言葉が、やっとひとつに繋がりました」
とのプラスご感想もいただけ、それはそれは素直に嬉しかったです。
要は映画です。
聖書の全てを正しく描く方が無理があると思うのです。
例えば、復活されたイエス様が個々の使徒に会いに行くシーンを再現するには膨大な時間がかかってしまいますし。
幾つかやむなくアレンジを加えるしかなかったのではと。
が、そうであっても、イエス様のお言葉は網羅されていましたし、何より、ナザレのイエスがキリストと呼ばれた意味、そのお方がこの世に現れた意味、十字架にかかった意味等、それらの全てを一切知らなかった初心者にとっては、とても親切で丁寧で美しい映画であったと思います。
そして何と言っても、日本民族の殆どがクリスチャンではありませんし、聖書を読む機会が生涯を通して無い方が圧倒的かとも思えますので、端的に聖書ストーリーが解る映画の存在は本当に有り難いものです。
そんな感じで、この映画の製作者である敬虔なカトリック教徒ご夫妻、関わった全てのスタッフに感謝の意を述べたいと思います。
また、出演俳優陣がとても印象的で、皆さんの素晴らしい演技に惜しみない拍手を送りたいですね。
✦イエスの養父ヨセフ/ジョー・コーエン
血縁が無かったとは言え、母子を守り抜き、東方の三賢人が幼子に跪いた時の素直な驚きの顔が実はツボだった役者さんです。
✦イエスの母マリア/ローマ・ダウニー
この映画の製作者であり、イエスの母という難しい役どころを抑えた演技と情感溢れる表情で演じ切った才能に、いやはや脱帽です。
✦イエスの使徒ペテロ/ダーウィン・ショー
師イエスの一番弟子でありながら、水面上を歩けなかった為信仰が薄いと怒られたり、師に予言された通りのアノ台詞を三度言ってしまったり、師の復活後は人が変わったようにモチベーションが上がったりと、何とも人間臭い人物像を個性的に演じられていました。
✦イエスの使徒ヨハネ/セバスティアン・ナップ
自分以外の使徒全員が殉教死を遂げた後の無人島での孤独な生活の中、師が再び現れた時のひたむきな求道精神に感動させられました。冒頭とエンディングの語りも未だに耳に残っています。
✦イエスの使徒マタイ/サイード・ベイ
人々から嫌われ、罪深い職業とされていた徴税人を主自らが招き入れた。その驚きの事実と、招かれたマタイの目から溢れる涙が今も目に焼き付いています。素晴らしい感動シーンでした。
✦イエスの信徒マグダラのマリア/アンバー・ローズ・レバ
さながらスター・ウォーズの女戦士のようなキャラクターが新鮮かつ、イエス様の女性信徒の代表格っぷりにはただただ羨望の眼差しでした。
✦イエスの使徒イスカリオテのユダ/ジョー・ウレッテン
この役を演じることは世界を敵に回すようで、さぞかし大変だったことでしょう。拍手!
✦ユダヤの大祭司カイアファ/エイドリアン・シラー
救世主を十字架に送る敵役も大変な役どころですよね。その権力ゆえの傲慢さと悲哀さを見事に狡猾に演じていらっしゃいました。
✦ローマ帝国第五代ユダヤ属州総督ピラト/グレッグ・ヒックス
威圧的かと思いきや、そこはかとなくやる気の無さを醸し出したり、その責任と責任逃れとの間の揺れ動く表情がこの映画に深みを与えていたと思います。けっこう好き系の役者さんです。
以上の役者さんたちのおかげで、聖書の世界が我々の目の前にビジュアルとして蘇り、本当に堪能させていただきました。
もちろんイエス様、貴方はサイコーに他ありません。
★イエス・キリスト/ディオゴ・モルガド
あなたに初めて会って以来、他のキリスト映画も何本か観ましたが、私の中ではやはりあなたがダントツなイエス様役者さんです。
それこそ色々演じ様はあるとは思いますが、全編を通して消えることのなかった優しい眼差しと、一貫して愛の神の子を演じ切られた様子に心打たれました。
ゲッセマネの祈りでのあなたを生涯忘れることはできないでしょう。
私にイエス様をプレゼントして下さった
サン・オブ・ゴッド
ありがとう!!!
イエス・キリストとキリスト教について何の知識もない方にこそご覧いただきたい映画です。
ぜひ一度、レンタルDVDで!
それではまた♪
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いつもお読みいただきありがとうございます。
初めまして。
映画「サン・オブ・ゴッド」を検索してこちらを知りました。
私はキリスト教初心者ですが、
「サン・オブ・ゴッド」はわかりやすく聖書をビジュアル化されていて、
とてもためになり、感動のあまり一日経った今も余韻に包まれています。
ますますイエス様ラブがつのりました。
七星さんの感想も共感することばかりで嬉しくなり、
コメントを書かせていただきました。
また他の記事も読ませていただきます。
これからも楽しみにしています!
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バニラさん、初めまして!
コメントをありがとうございます。
検索で辿り着いていただいたなんて、あまりにも光栄です。
なるほど、ご覧になったばかりなのですね。
そしてその余韻に包まれていらっしゃる。
分かります分かりますそのお気持ち。
私も正にそうでしたので。
イエス・キリストは偉大な宗教家である…
との知識しか無かった私に真実のイエス様が迫りに迫り、
僅か3年強の短い公生涯に魂が激しく揺り動かされ、
日ごとに想いが募り、
イエス様ラブ=イエス様ボケにまでなってしまい(笑
遂にはクリスチャンになることができました。
キリスト教というと、
日本では少々奇異な目で見られ、
何故日本人が西洋の神様を!?
絶対唯一の神様なんてコワイ!
あんな分厚い聖書なんか読めない!
などなど、その敷居の高さも指摘されてしまいますが、
そんな疑問を持つ方にこそ、まずはこの映画をご覧いただきたいと思っています。
例え聖書とのズレがあったとしても、初心者にとってはビジュアルから入るのが最適な方法なのではないかと。
ビジュアルであれば当時の生活様式や時代背景が手に取るように判りますし、私たちにとってとても遠い国であったイスラエルという国が、身近に感じられるようにもなりますよね。
そんな感じで、イエス様をプレゼントして下さったこの映画にとても感謝しています。
また、イエス・キリストに従えること。
これこそ人間にとって一番大切なことであり、
終末に生きる私たちにとっては、もはやその行き方しか残されていないことを確信しています。
イエス・キリストこそが真実であり、
真実はイエス・キリストにしかありません。
イエス・キリストこそが全てであり、
全てはイエス・キリストなのですね。
お互いこの信仰を固く持ち続けましょう。
そしてぜひ、仲良くして下さいね。
コメントをいただけて、とても嬉しかったです。
またお待ちしておりますね。
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